愛媛県の最西端、佐田岬にある、伊方町の「松田酒造㈱」に行ってきました。
以前ご紹介した伊方杜氏の本場です!
伊方町役場の北側に蔵はあります。近くには、伊方杜氏の祈願祭を行った松尾神社もあります。
いつものように、声をかけ店の中へ、正面に“宮の舞”の清酒や焼酎がずらり。(写真左)
そして左側には『四国酒蔵八十八箇所巡り』の受付がありました。(写真右)
私が最初に松田酒造を訪れたのは、全国鑑評会の焼酎部門で金賞を受賞された際、焼酎を購入しにいったのが最初です。
しかし、酒蔵の中を見せてもらうのは今回が初めてです。楽しみです!
店内の横奥にはいり、瓶詰めなどの機械がずらり。
製品のお酒は当然ながら、冷蔵庫に入っています。
これがその入口。
美味しそうな気配がするー。
タンクがずらりと並び、大吟醸は右の写真のタンクで造られます。
酒好きの皆様ならご存知!
お酒を搾る槽です。
麹室もみせて頂きました。
きれいに掃除されてます。
何時も思うんですが、造りをしていない
今の時期だからこそ見せてくれると思います。
今年の造りは、年明けから造り始めるとの話で、来年の春がまたまた楽しみです。
酒蔵の中は、数年前に梁の補強をすませたそうです。
安心感がありますね。
麹蓋が重ねてありました。
酒造りが始まると、この中で大切な麹たちを育てるわけです。
今は出番待ち。
こちらはできたお酒を試験する部屋です。
学校の理科室みたいな器具がいっぱい。
清酒の造りと併せて、焼酎の蔵の中も見せて頂きました。
松田酒造さんのブランド「宮の舞」は清酒よりも焼酎の方が有名かもしれません。
清酒も美味しいんですが、今の日本では焼酎の方がやっぱり売れ行きはいいんだそうです。
日本酒好きにはちょっとさびしい限り。
案内してくださった松田さんの後姿。
シャイなのでなかなかこっちを向いてくれませんが、
背中に頼もしさが漂ってます!…よね?
伊方杜氏のふるさとで、魚に合うやや辛口のお酒を醸す【松田酒造】
日本有数の伝統を誇る伊方杜氏のふるさと伊方町で唯一の蔵元が松田酒造です。明治31年(1898年)に八幡屋の屋号で創業。昭和31年に松田酒造株式会社に法人化し、現在に至ります。
お酒を通じてお客様に笑顔になって頂けるよう、心を込めた酒造りを大切にする松田酒造。お米は愛媛県産酒米にこだわり、昔ながらの酒造りの道具を使用しつつ、伊方杜氏の伝統の技を大切に受け継いでいます。伊方町は豊かな海の幸に恵まれた瀬戸内海、豊予海峡、宇和海の3つの海に面していることもあり、松田酒造では地元で獲れた魚に合うやや辛口のお酒を醸しています。現在では純米酒を中心とした清酒以外にも本格焼酎も製造し、愛媛県佐田岬産の金太郎芋や中山町産の栗、そば、麦、粕取、酒取と6種類の焼酎を製造。今後もお酒を通じ、愛媛らしさを発信していきたいと考えています。(愛媛酒造協同組合HPより)