燗酒が嬉しい寒さに成り、美味しい日本酒が恋しい季節です。
さて、その美味しい日本酒の造り手である”伊方杜氏”の、
恒例の平成25年度秋期酒造研修会が11月1日伊方町で行われましたので行ってきました。
最初に、9時から
伊方八幡神社内の松尾神社において、
「酒造安全祈願祭」が行われました。
式典は斉主により、開式太鼓・修祓・祓詞・斉主一拝・献撰・祝詞奏上と進み、
伊方町長(代理・伊方町地域振興センター長)、愛媛県産業技術研究所宮岡主任研究員、松田酒造㈱松田社長、
そして最後に兵頭伊方杜氏組合長が玉串奉天を。
その後、斉主の方の、撤撰・斉主一拝・閉式太鼓と式は進み、
伊方町長(代理・伊方町地域振興センター長)のご挨拶により、無事「酒造安全祈願祭」は終了。
引き続き、会場を「伊方町地域振興センター」に移して、10時から“秋期酒造研修会”が行なわれました。
最初に、伊方杜氏協同組合兵頭組合長のご挨拶。
次に愛媛県産業技術研究所主任研究員の宮岡さんから
・愛媛県統一銘柄“Mar”について
・愛媛県清酒鑑評会出品大吟醸酒のカプロン酸とカプロン酸エチル
・柑橘の香りを生かした酒類の製造
・EK-1(H24BY)の特徴などのご説明があり。
以上のテーマの他に、
杜氏さんたちの普段からの疑問などについて
質疑応答がありました。
参加者は、地元の伊方町の他に、八幡浜市、西予市、内子町、西条市と県内の各所から来られています。
製造の方々が熱心に研修を受けていました。
毎回参加させてもらっていますが、普段飲んでいる日本酒を、杜氏さん達が真剣に酒造りを行い、
より良い“伊方杜氏の酒”が出来るよう努力している様が質疑応答などを聞いていてわかります。
しかし、杜氏の高齢化や酒造りが季節労働の職種である、というような理由で全国的に見ても杜氏さんの人数は減少傾向です。
それはこの伊方杜氏も例外ではありません。
愛媛の皆さん、酒を飲む機会には、ぜひ、馴染みの飲み慣れた“愛媛の酒”で乾杯し、
酒造りに携わる人々を応援してほしい、と思います。
ちょっと今回はまじめなお話でした。