2013年2月10日、3連休の中日に、内子町にある亀岡酒造㈱に“酒造り”に行ってきました。
朝早く、まだまだ暗いうちから、JRに乗り込みます。
松山から内子までは、特急で30分ほどでしょうか。
内子駅には7時12分に到着しました。
内子駅には常務の横田さんが迎えに来てくれました。
横田さんの車で亀岡酒造へ。
亀岡酒造さんは享保初年(1716年)創業という、古い蔵です。
建物にも年季が感じられます。
事務所自体はこの隣に新しく作っていますが、
酒を造るための蔵はこの建物のさらに奥につながっています。
では酒造りに入りましょう!!
まずは第一に! 蔵に入る前に、手洗い・アルコール消毒。
冷たいーーーー!。でもこれはもっとも大事なことです。
なんといっても発酵には菌が大敵。
朝、納豆なんて食べようものなら出入り禁止です!!!
蔵の中に入れば、洗米した酒米がビニールシートに覆われていました。
これは昨日のうちに、洗米された分です。
この酒米はこれから、甑(こしき)で蒸していきます。
カバーの布に覆われてて分かりづらいですが、
← これが甑(こしき)です。
酒米が静かに蒸されていきます。
米が蒸しあがったら次はいよいよ”麹造り”です。
まずは、蒸した酒米を、放冷させるための準備から。
放冷棚の上に麻布を広げていきます。
酒米が蒸しあがったら、ひねり餅を造って、
蒸し具合を確かめます。
亀岡酒造㈱では、放冷機を使わず、
蒸した酒米をほぐしながら、
温度を下げる手づくり感一杯の作業でした。
酒米をほぐすときは、“おいしいお酒になるように!” “沢山の人に楽しんでもらうように!”
一生懸命作業をしていたので、写真を撮るのを忘れました。
←これは昨年の写真。
決められた温度まで酒米が冷めたら、
酒米をタンクに運びます。
重い……。
タンクでは、櫂入れを経験させてもらった方も。
無事蒸米をタンクに収め、いったん一休みしてコーヒータイム。
小休止の後、洗米・浸漬作業を行いました。
今年はなんと新しい洗米機を買われたそうです!
洗米機の中に、酒米を投入!
後は、機械が酒米を洗ってくれます。
昨年は、機械が故障していて、人 力 洗米でした。
大変な手間です……。
でもおかげで、今年は洗米・浸漬の変化がすごいです。
洗米が終わると、浸漬です。
こちらは製造責任者の二宮さん。
お米の状況を確認中です。
洗米・浸漬の間中、
時計で秒単位の時間を計りながら
最適な酒米の状況を確認されていました。
本当に美味しい酒造りをしているのが実感しました。
浸漬が終わった後は、
翌朝の”蒸し”にそなえて、
洗ったお米を棚に広げ、
“枯らし”ていきます。
この酒米はまた、明日甑で蒸米となります。
ここまでで、最初に蔵に入った状況(最初の写真)に戻りました。
本来は、「洗米・浸漬」→「蒸し」→「麹造り」・「放冷」→「櫂入れ」という順序になるのですが、
今日は「蒸し」の工程からスタートしたわけです。
ここで午前中が終了。
みんなでお昼ご飯をいただきました。(昼食には、美味しい“千代の亀”も頂きました。)
午後からは、槽で搾った酒粕をはがす作業も
体験することが出来ました。
亀岡さんのところは昔ながらの槽(ふね)を使われています。
いわゆる船の平底型に似ているというアレ。
大変楽しい“酒造り体験”でした。
亀岡酒造の皆さん、
有り難う御座いました。
亀岡酒造といえば、“しずく酒”“銀河鉄道”ですよね!
今回お手伝いしたお酒は、どんなお酒に仕上がるのか……今から楽しみで仕方ありません。
もちろん買いますよ!
※[素人ですから、専門用語等、表現など間違えているかもしれません。そこのところよろしく]
おまけ
昨日(2月12日)の『笑っていいとも』に、
明治天皇の玄孫にあたる竹田恒泰さんが出演されました。
竹田さんは、亀岡酒造さんが醸造した、
“朝日”という酒米で作ったお酒の
命名・揮毫していただいた方です。
左がそのお酒。
その名も “國酒 禊(みそぎ)”です。
お疲れ様でした。
今頃はタンクの中で熟成中ですね。
新酒、楽しみです♪
いつごろから飲めるようになるのかな?
蔵開きには間に合いますよね。
今から楽しみ―ww