山丹正宗・ひやおろしといも炊きを楽しむ会

いよいよ秋到来! というわけで今秋最初のお酒の会は、今治市にある八木酒造部・「山丹正宗」さんの会でした。

 

最初のご挨拶は、八木社長より。

昨年までいらっしゃった、”大杜氏”さんが引退されたので、「今年からは若手だけで作るようになった」そうです。

「それでも、鑑評会では金賞受賞できたので、ほっとしている」とのことでした。

そういえば、数年前のお酒の会の時にも若い造り手さんが来られていて、「僕がはじめて作ったお酒です」ということで出されていた「MoonLight」というお酒がとっても美味しく、会の参加者からも大好評だったのを思い出しました。

愛媛の酒蔵はどんどん若返っていて、時代にあった変化・深化をしていってくれてるような気がします。

これからも造り手さんたちとがんばってください!

「今回も誰か若いのを連れてきたかったんですが、、、造りに入ると休めなくなるので有給取らせたました」とのこと。

働き方改革の思わぬ影響(笑)


さて、こちらが、その金賞受賞酒。

 

山丹さんのお酒は印象としては、全体的に酒質がきれいで、透明感のある感じです。

毎年のように金賞受賞している鑑評会の大吟醸はその代表格で、お手本のような辛口めの大吟醸!だったのですが、今年の味は少しそれよりも味がのって、うまみが強めに出ている感じでした。

私は今年のほうが好きなタイプ。というかたぶん若い人はこっちのほうが好きじゃないかな・・と思います。

来年も期待大です!


 

金賞受賞以外にも、カウンターにずらりと並んだ今回のお酒たち。

秋の会ということで、ひやおろしも入っているよう。

八木社長が1本ずつ丁寧に説明してくださいます。


 

まず、「うちの一番人気のお酒」とのことでピンクのラベルの「しずく媛」のお酒。

(しずく媛は愛媛の酒造好適米です)

しずく媛のお酒はほとんどの酒蔵で作ってくださってますが、いちばん扱いが上手なのが山丹さんだと思います。

一番人気は納得です。

さらりとしているのですがうまみが後から来る感じで、飲みやすいです。

 


 

私が今回一番好きだと思ったのはこちらの松山三井を使った純米酒です。

写真では切れていて見えにくいのですが、「ワイングラスでおいしい日本酒アワード」で金賞受賞したお酒です。

山丹さんはこのアワードの常連でもあります。

7月に東京に行ったとき、おしゃれな串揚げ屋さんにいったらこのお酒がおいてました。

口当たりがまろやかでほどよいうまみ、香りも控えめで、主張が強くない分お料理とも合わせやすい感じがします。

揚げ物にも合うお酒ってさいこー!!(このあたりから記憶が怪しい)

 


 

こちらのひやおろしも、上の純米酒と同じタイプ。

熟成感が出た分だけ、まろやかさが加わって、今回のメイン料理である”芋炊き”にはこちらが一番合った気がします。


 

にごり酒も大人気だったみたいです。

なぜって私が取りにいったときにはもう、3本全部空っぽになってましたから・・・。(涙)


もうすぐほろよいフェスタ!というお忙しい中、お酒の会を開いてくださった八木社長と、おいしいお料理(特に今回は”芋炊き”・・・!)を提供してくださった蔵元屋さんには感謝の言葉しかありません。

前回出ていたMoonLightは今回の会では出ませんでしたが、普段の蔵元屋でも飲めるので、定番になったのかなと思います。

あの時の若い造り手さんの顔を思い出しつつ、次回の会ではほかの若い造り手さんたちとも、いっしょに楽しくお酒を呑めることを期待して!

これからも愛媛のお酒を応援していきたいと改めて思った一夜でした!

 

 

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